22.03.17 NGT48 かどつぐ公演 千秋楽

2022年3月17日(木) 開演:18:00~
「にゃーにゃー公演」&「かどつぐ公演」

■ 出演メンバー
「にゃーにゃー公演」
日下部愛菜清司麗菜

「かどつぐ公演」
小熊倫実・角ゆりあ


っーか16日に劇場入ったばかりだから、流石に今の抽選システムなら2日連続は当たらんでしょって感じだったし、安定のDMM最後方で。
べるさんとスペースにて実況(?)みたいな感じで見てて、ラストの方でしゃびさん、日向夏さん合流で4人であーでもない、こーでもないって感じでの視聴。節目の公演なら、今後もこういうのもアリかなぁ〜って思った。



■ 46回の公演の集大成

あっ、本当に今日でラストなんだなぁって感じる位にステージ上が素晴らしい。

LOVE ASHでのダンスのキレも生誕祭の時の如く、気合は入ってた踊り方だったし。

残念少女の表現がこれまた秀逸、角ちゃんのちょっとした目線の送り方、不意な笑みに曲の世界観をここまで表現しきったのには思わず見とれてしまったね。
もし仮に劇場に入ってたら、その手を止めて完全に魅入ってたかもしれないね、ようやくこの領域まで来たのかと思うと感無量の言葉に尽きる。

パフォーマンス的な部分では他の48Gと比較すると、かなり厳しい評価に成らざるを得ないNGT48でも、やればここまで出来るんだよなっていう事を証明してるんだよね、コレ。
寧ろ、ポテンシャル的な部分は良い物を持ち合わせていながらも、それを全うに見て評せない運営上層部やファン層が、いかに彼女達の魅力というものをスポイルし続けてきたのかなぁ…?

劇場公演のあり方というのは、ステージと客席で共に作り上げるが基本だと思うけど、本物の超選抜級になると、そのクオリティに圧倒されてコールを入れる、MIXを打つ等を忘れさせるよーな子って過去に何人か居たんだよなぁ…
その子らと同じようなレベルまで、今日この「かどつぐ公演」は達してたよね。

この2人が作り上げた46回のステージ、途中の「友達でいられるのなら」で抱き合った瞬間に、ふと言葉が涙と共に漏れたよ…

「今まで46回をありがとう」



■ 人間関係という妥協からのスタート

コロナで公演が出来ない状況となり、ユニット公演が始まった時に即感づいたのは、グループ内の人間関係から来るものだと、すぐに察せられたから、素直に手放しで喜べなかったよね。
5thシングルの特番(?)だったか公演かなんかのタイミングで、一期生の楽屋写真が出だ時に、その人間模様をわかる人はわかるもんだよなぁ。事件後から一期生による「夢を死なせるわけにいかない」公演をやれたのも、ある意味でそういう方向でやるしかなかったんだろうけど、コロナで「会わない」って事が増えると人間模様も変化するもんだよねヲタクも然り。

そんなもんだで、一部・二部制のユニット公演のスタート、どのユニットと組むのかで…まぁね、色々と想定通りでしたしね。

でも、最初期は「白衣装」でのスタートに、彼女たちらしいセレクトだなと思いつつ46回の公演の中でこういうストーリー構成に持っていくとは想定外だったけどね。



■ 白から赤への変化へ

2020年から年明けに曲と衣装のマイナーチェンジへ、曲で言えば残念少女と残酷な雨が追加された辺り、白から赤への意味をどう解釈するのかは当時としては、まだ何とも評し難い部分はあったと思う。
ユニット公演そのものも、この時期くらいまではまだMCや企画がメインという方向性だったので、他のユニットも含めてまだまだ過渡期的な時期なんだよね。

そんなタイミングでアイドルエッセンス公演とか、コンセプトが明確な公演が入ったらまぁそっちじゃん?



■ 黒衣装という完成への1歩へ

8月下旬に2回目のMCで、衣装は赤から黒へ。そろそろ生誕祭はどうなるんだろうっていう時期だったから、MC周期の逆算からここのタイミングで変更してくれてある意味はやりやすくて有り難かった。

赤から黒、もうね、そういう事か…

48Gの醍醐味ってさ、基本的に群像劇なんだよね。コンサートが終わってもさ、何を感想戦で語るのかってのも、セトリとポジションが肴っーもんだったけど、白から赤となり、そして黒という変化をどう解釈するのかってのは中々面白いものがある。

そういうタイミングで蕾たち、もう見た瞬間にアンサーは決定したのもドラマチックよね。もっとも、そのアンサーを伝える前に角ちゃんからは色々と煽られてましたけど、その事を聞かず仕舞いに卒業されちまったのは悔いしか残らないわなぁ、コレ。



■ 最後の大幅なセトリ変更へ

正義の味方じゃないヒーロー」をいきなり持ってきたのはね、もう2人のセンスに苦笑するしかなかった。このグループにはどうしても黒歴史みたいなもんがありますからねぇ、もう言うておくけどアノ卒業公演後の書き消し逃げは完全に蛇足なんですよね、あのワードはさ…

「ハッキリ言ってやり過ぎなのよ」

彼女達なりの信念に基づいての行動が、最後の最後での余計な一言が、結果的に苦しい立場に追い込まれる事になるんすよね。
色々と思い悩んでも、それでもこのグループで続けていく道を選んだからにはさ、余計な軋轢を残すやり方はして欲しくなかったよなぁ、それへのアンサーかよって…

ずっとずっと、2人で頑張ってきたんだなぁ、そんな想いを発露するかのごとく、最後のセトリ変更は今までの2人のストーリーの集大成へ。
公演とかコンセプトが明確なのが好きだけどさ、こうやって3回のMCを経て完成形に持ってきた2人が本当に好きだったなぁ。まだ2回しかラストのは見ないで終わりかと思うと、もう残念としか言いようが無いなぁ…



■ 友達でいられるなら、これからも

小熊倫実ちゃんは、のほほんとしているけど芯のメチャ強い子なんだよなぁ。こうと決めたら信念は捻じ曲げないし、なかなか頑固な所がある。
まぁ妹的、マスコット的な所があるから人間関係的には程よい付合いな部分はあるかもしれないけど、そこまで人間関係は広くよりも深くなんだよね、実際の所。

2018年頃、グループが水面下でバラバラになりつつある頃はさ、長谷川玲奈ちゃんとの関係性がベッタリすぎだったし、今思うと共依存なんかなぁ…ねぇ?
2019年以降は、必然的に角ゆりあちゃんとの関係性が深くなっていってたし、それはそれで良かったけど、じゃあ卒業後は…っていう事で心配になってくる部分はあるのよね。

まだ卒業を控えてるメンバーも居るし、これから加入してくる3期生も居るからNGT48としての人間関係も大きく変化はしていくとも思うけどさ、これからも、ずっとずっと大切な友達で居て、苦しい時もまた支え合える関係であって欲しい。
まだまだ見ていたかった2人のステージ、幻に終わった「君と僕の関係」もさ、これからも卒業後も紡いでいって欲しい。

願うはこんなところかな?

本当に今までありがとう、46回の最高のステージでした!